自身の経験を通してスペシャリストを目指しました。
准看護師のとき予後不良のがん患者さんと関わり、「生命にかかわる看護」に携わりたいと考え、看護師になりました。看護師になり外科系・内科系の病棟で勤務し、基本的な看護技術や知識を深めICU等で重症患者管理を学びました。そんな時に急性大動脈解離で母親が救急搬送されました。肉親の喪失を体験し、看護師としての専門性を考えるようになり、救急看護のスペシャリストである救急看護認定看護師を目指しました。
緊急性・重症度の高い患者受け入れ時の看護や様々な研修での講師。
救急外来で緊急性や重症度の高い救急搬送患者の受け入れや、緊急内視鏡・緊急カテーテル検査などの看護を行っています。また病棟やICUから重症患者管理の相談を受け管理方法やアセスメント等の指導を行い、急変時などは病棟スタッフと協力し、救命処置を実施しています。その他に新人教育研修やBLS・ACLS研修、各部署から依頼の勉強会、関連施設や地域の看護師を対象とした研修、学校の授業等の講師をしています。
地域の方が安心できるような救急看護を提供していきたい。
当院は茨木市の市民病院的役割を担うべく、急性期医療を提供しています。今後更に地域との連携を図り、救急医療と質の高い看護の提供を実施し、茨木市民が安心して生活できる医療体系の確立に寄与できればと考えています。また個人的には特定行為研修を受講し、医療的技術の高い看護と知識を深め、病院内だけではなく病院外へも出向き、適切なタイミングで救急看護が提供できるようになっていきたいと考えています。