Talk Session 02

キャリア入職者による座談会

他院を経験しているからからこそわかる済生会茨木病院ならではの魅力

地域医療支援病院として、高度急性期の重症管理から、急性期、地域包括ケア、在宅療養に向けての退院支援まで、 “切れ目のない医療・看護”の提供を行っている済生会茨木病院。他の病院でキャリアを積んできた看護師は、何を求めて転職し、どこに魅力を感じているのでしょうか。それぞれ実務年数も勤務病棟も違う3人に語り合ってもらいました。

Talk Member

  • 6階北病棟・看護師
    福嶋 彩さん

    2019年4月入職。東大阪市と大阪市の急性期病院に約8年半勤務後、当院に入職。循環器内科・血液内科・呼吸器内科・脳神経外科の急性期病棟に勤務。

  • 手術室・看護師
    山本 あかりさん

    2023年10月入職。兵庫県西宮市にある大学病院の急性期病棟に約4年間勤務後、当院に入職。かねてより希望していた手術室での勤務を実現。

  • 7階南病棟・看護師
    松下 彩香さん

    2023年4月入職。大阪府の療養型病院に約2年間勤務後、当院に入職。在宅や介護施設への移行を支援する地域包括ケア病棟に勤務。

Topics 01

どのような点に魅力を感じ転職を決めましたか?

山本さん

茨木市内唯一の公立病院で地域に密着している点や、小児から高齢者まで幅広い年齢層を対象に多くの診療科を取り扱っているところに惹かれて面接を受けました。結婚を機に茨木市へ引っ越してきての転職だったんですが、全国各地に所在する済生会だという安心感もありましたね。

福嶋さん

私も同じく結婚のタイミングで引っ越してきたんですよね。結婚生活と仕事の両立は不安でしたが、急性期病院で培ってきた自分のキャリアも大切にしたくて…。だから、ワークライフバランスやキャリアアップの支援制度が整っている点も重視して転職活動を行いました。子どもができてからの勤務も考え、病院の敷地内に保育所があることも入職の決め手となりました。

松下さん

私は新卒で療養型の病院に入職しましたが、急性期から在宅まで幅広い支援を経験したいと思い、当院への転職を決意しました。早いタイミングで、急性期看護の経験を積んでおきたいという希望もありました。

福嶋さん

急性期で経験を積んでから慢性期へ進むほうがキャリア形成がしやすいですもんね。私もこの先、出産や育児もあるけど、一度急性期を離れてしまったら戻りたくなったときのハードルが高くなるかもしれないと考えて転職したんですが、ここなら無理なく働けるなと。

松下さん

入職後の面談で、私のめざす方向性を丁寧に聞いてもらえたのもありがたかったです。私の場合、いきなり急性期だと環境も違い、負担が大きいかもしれないので、まずは新しい環境に慣れるようにと地域包括ケア病棟へ配属してもらいました。

山本さん

私は新卒で入ったのが大学病院の急性病棟だったんですけど、もともと手術室を希望していて。手術室看護を学びたいと面接時に伝え、叶えてもらった形です。まだ子どもはいないんですが、子育てしながらの勤務を考えたときに、働きやすい職場であることは重要でした。

福嶋さん

病児保育室があるのも、何かあったときに預けられる安心感につながっています。産休も育休もしっかりとらせてもらえましたし、復帰のときも看護師長と面談があって、どの病棟で働きたいかなどの要望を聞いてくださいました。時短勤務などの育児支援も手厚いので、仕事と子育てとの両立はしやすいですよ。

松下さん

保育所はもちろん病児保育室があるのもポイントですよね。預けている先輩方も働きやすそうですし、子どもに何かあったときにはすぐ連絡がきて不安がないそうです。働きやすさにとても配慮された病院だと感じています。

山本さん

職員食堂も皆さんにおすすめしたいです。景色が素晴らしく、休憩中のリフレッシュに最適です。栄養バランスに気を遣ったメニューから日替わりで選べますし、安くてとても美味しいので、毎日利用しています。

福嶋さん

勤続年数によってリフレッシュ休暇があるのも魅力ですよね。病棟では最高8連休を取得できるから、旅行もしやすいです。プライベートと仕事のメリハリをつけて働けています。

Topics 02

働き始めてから感じる当院の特徴は?どんな雰囲気の職場ですか?

福嶋さん

人間関係がとても良好ですよね。ものすごくアットホームな雰囲気で、こんな職場はなかなかないのではと思っています。報告や相談がしやすく、困ったことがあると一緒に解決への方法を考えてくれるからありがたい。病棟全体で協力して業務を行っていて、「何かできることある?」という言葉は日に何度も耳にします。

松下さん

雰囲気の良さは本当に素晴らしいですよね。前職の療養型の病院とは、設備も使う手技も大きく異なりますが、先輩方から丁寧に教えてもらえています。経験年数が長く、いろいろな分野の知識と技術を持った方が多いので頼もしいです。退院支援だけでなく疾患によってはオペもあるので、急性期に近い経験もでき、ステップアップを実感できています。

山本さん

私も手術看護が未経験で不安だったのですが、最初の頃は主任がずっとマンツーマンで教えてくださいました。右も左もわからない状況でしたが、とても丁寧に指導してくださり、学びやすかったです。優しい先輩や同期や後輩に恵まれ、今では自信をもって仕事に取り組めていると思います。

福嶋さん

私が入ったときも、しばらくはペアについてフォローしてもらいました。4月入職だったので、新人教育にも忙しいなか、皆さんすごく気にかけてくださって。経験はあっても、病院ごとにやり方はさまざまなので戸惑うことも多いのですが、働きやすくてすっと馴染めました。経験者であっても、一から丁寧に教えてもらえる温かい雰囲気でした。

山本さん

看護師以外の職種の方とも距離が近く、コミュニケーションを取りやすいと思います。和気あいあいとしていて、みんなが意見を述べやすい空気感です。

松下さん

風通しが良くて、相談しやすいんですよね。わからないことや疑問に思ったことも言いやすいし、インシデントを報告しても、みんなが改善策を出してくれる。反省は大切ですが再発防止のために、みんなで前向きに話し合えるのが素晴らしいです。

福嶋さん

報告するのが怖いといったムードがないのは、本当に大切だと思うんですよ。マイナスなイメージではなく、みんなで情報を共有して改善につなげていく姿勢が、どの病棟でも共有されているように感じます。

Topics 03

地域や多職種との連携はいかがですか?キャリアアップなどの展望は?

山本さん

茨木市唯一の急性期病院として、「救急患者の受け入れを断らない」という方針が守られ、地域医療に貢献できていると感じています。地域の方々にとっては、そういう病院があることが安心材料になると思うんですよね。

福嶋さん

茨木市と連携して、「健康フェスタ」や「まちの保健室」なども実施しています。無料定額診療などの事業にも取り組んでいて、地域に根づいた、住民に密着した病院だなと誇らしいです。

松下さん

訪問看護ステーションや介護老人保健施設、居宅介護支援施設などの関連施設と力を合わせ、退院後も継続したチーム医療を続けられるのが理想的な環境です。勉強にもなりますし、自分のめざす看護の形でもあります。

福嶋さん

急性期から回復期、ご自宅での生活に結びつけられるよう、多職種と連携して“切れ目のない医療・看護”の役目を担っている感がありますよね。PTさんやSTさん、MEさんなど多職種とのコミュニケーションが取りやすく、何か困ったことがあったら、すぐに連絡して駆けつけてもくれます。

松下さん

ドクターにも意見を言いやすいですもんね。地域包括ケア病棟なので退院を見据えた関わりが多いんですが、リハビリのスタッフやMSWさんも含め、全員が親身になって寄り添い、チームとしてお一人おひとりを支援できている感があります。

山本さん

無理なく自分のペースでキャリアアップするための院内外研修が充実していますよね。以前の勤務先では、ラダーが上がるにつれ研修が減っていったんですが、ここはいろんな分野の研修を数多くやってもらえ、常に知識や技術をアップデートできます。自分が今、どういう技術や知識を身につけたいのか考えながら、研修を選択できるのがいいですよね。師長さんに勧められ、先日初めて学会へも行かせてもらいました。

福嶋さん

外部研修については、師長さんたちから声をかけてもらえますよね。内容にもよりますが、1カ月半の長期研修でも、すべて出張扱いになり休みもありました。何か強みがほしいと参加した講習では、「ストーマ・瘻孔のスキンケア」を受講しました。ゆくゆくは認定看護師にもなりたいと、先輩方に相談しているところです。この病院に来てから視野が広がり、着実にスキルアップできているので、転職して正解だったと感じています。

Talk Session 01 新人×チューター×
実地指導者座談会

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