血液内科
インフォメーション
2018年12月より、血液内科を開設しました
血液内科は各種の貧血や白血球減少、血小板減少、凝固異常、また白血病などいわゆる「血液細胞のがん」を対象とする内科です。
すみやかな診断を心がけ、近年の目覚ましい治療上の発展を踏まえて、患者さんにわかりやすくご説明しながら、最適の治療をいたします。特に悪性疾患ではその悪性度、症状、合併症などによる総合的体力の低下度、適応となる治療で予想される副作用など、種々の要素を考慮します。
患者さんそれぞれに合った目標を設定し、関連する各科、看護、栄養チーム、リハビリテーション、緩和ケアなど病院の専門スタッフを動員して全人的にサポートいたします。
血液内科 常勤医師 2名在籍
杉山 裕之(部長)
昭和54年 京都大学卒業
日本内科学会認定内科医
日本血液学会認定血液専門医・指導医
他に日本緩和医療学会にも所属
茨木市にはこれまで血液内科のある病院がなく、近隣の市へご紹介するほかありませんでした。特に高齢の患者さんにとっては、不便なことです。
当院が血液内科診療でもお役に立てるようになりたいと願っています。近隣の診療所の先生方と連携を図っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
山田 昌秀(部長)
平成7年 大阪大学卒業
日本内科学会認定内科医
総合内科専門医
日本血液学会認定血液専門医・指導医
主な治療
鉄欠乏性貧血や巨赤芽球性貧血、溶血性貧血、再生不良性貧血など各種貧血、免疫性血小板減少性紫斑病などの非悪性疾患や、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、急性・慢性白血病、骨髄異形成症候群、骨髄増殖性腫瘍など種々の悪性疾患があります。
入院が必要となるのは、非悪性疾患では再生不良性貧血に免疫抑制療法を導入する時、血小板減少性紫斑病で出血リスクが高く早急にステロイドや免疫グロブリン大量療法をする時など。悪性疾患では、抗腫瘍薬を用いた化学療法に際してや、感染症の合併時などです。
悪性リンパ腫や、多発性骨髄腫などでは、外来化学療法室にて外来通院で計画的に治療をすることが多いです。骨髄異形成症候群などでは、定期的輸血も外来でいたします。
放射線治療が必要になる場合もありますが、適宜専門の施設にご紹介して、受診していただきます。移植治療が適応になる患者さんもご相談の上、専門の施設にご紹介をいたします。