脳ドック
くも膜下出血、脳出血、脳梗塞などの脳卒中疾患は、前触れなく突然に意識を失って倒れることが多く、日本人の死亡原因の第4位(厚生労働省平成26年人口動態統計より)です。また、寝たきり状態をきたす一番の原因疾患でもあります。
脳血管疾患や脳腫瘍などの脳疾患の有無を調べる検査として、一般的に、頭部MRI、MRAなどが用いられています。
当院ではそういった脳の病気の早期発見のために必要な検査を脳ドックとしてご提供しております。
脳ドックで見つかる病気
脳出血:
脳の内部で細かく枝分かれしている細小動脈が破れて出血し、脳の中に血のかたまり(血腫)ができる方です。特に生活習慣病に起因して起きることが多く、頭痛やめまい、吐き気などの症状を伴います。症状によっては麻痺や言語障害、意識障害などを引き起こす可能性があります。
脳腫瘍:
頭蓋内にできる腫瘍の事です。良性のものから悪性のものまで色々な種類のものがあり、種々の検査で診断が決まります。頭痛、嘔吐、視力障害、けいれん発作などの症状が見受けられます。
脳梗塞:
脳梗塞(主にラクナ梗塞)が多発した状態を指します。多発することで認知症(痴呆症)などの原因となることがあります。
頚動脈狭窄症:
その名の通り頚動脈が狭くなった状態を指します。頚動脈が狭くなった部分にできた血栓がその後剥がれて血管を閉塞してしまう(つまり脳梗塞のこと)を起こす可能性があります。
慢性硬膜下血腫:
頭を強く打ったあと、しばらくして頭蓋骨の下にある硬膜という膜と脳の間に血液が溜まる病気のことです。お年寄りの方に多くみうけられますが、脳を圧迫し、頭痛、ボケ症状、ろれつがまわらない、歩きづらいなどのさまざまな症状が出てきます。
脳動脈瘤:
一般に脳の動脈の分岐部にできた血管の瘤(血管にできたこぶ)のことです。この脳動脈瘤が破裂するとクモ膜下出血を起こすことがあります。特にクモ膜下出血は他の病気と比べ死亡率が高く、非常に恐ろしい病気といえます。
その他:
水頭症・もやもや病・脳血管奇形・認知症(アルツハイマー病等)・未破裂脳動脈瘤(くも膜下出血の主原因)・脳奇形・脳変性疾患、等
検査内容
- 問診
- 血圧測定
- 画像診断(頭部MRI、頭部MRA)
- 頸動脈エコー
検査で分かる疾患の一例
脳出血 | 脳梗塞 | 脳動脈瘤 | 脳腫瘍 | 水頭症 | 脳血管奇形 | |
頭部MRI | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
頭部MRA | ○ | ○ | ○ | |||
頸動脈エコー | ○ |
実施日
- 検査説明は検査実施日の翌々週以降となります(来院が必要です)
検査の実施 : 毎週月~金曜日の午後
結果の説明 : 検査をした3週間後以降
検査料金
39,600円(税込)
人間ドックとのセット割引について
人間ドックと脳ドックを同時にお申込みの場合、脳ドックを29,700円(税込)でご受診いただけます。
人間ドックの詳細はこちらをご覧ください。 ⇒ 人間ドックのご案内
オプション健診
・骨密度検査(3,300円(税込))
骨の中にカルシウムなどのミネラルがどの程度あるかを測定し、どのくらい骨が丈夫かを調べる検査です。
予約から結果まで
予 約 | 脳ドックは完全予約制となっています。 ご希望の検査日から14日前までにご予約ください。 <ホームページからのお申込み> 以下の予約フォームよりお申し込みください。 後日、担当より改めてご連絡差し上げます。 複数名お申し込みの場合は、お一人様ごとにお手続きいただくか、 お電話にてお申し込みください。 人間ドック・脳ドック予約フォーム システム上の理由によりiCloudメールとYahoo!メールは全て受信できないようになっております。 お手数ですが、iCloudメールとYahoo!メール以外でご使用ください。 <電話によるお申込み> 電話 : 072-622-8651(代) 平日13:00~16:00受付 |
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受診当日 | 当院2階「健診科」に直接お越しください 順次検査のご案内をさせていただきます |
お 会 計 | お支払い窓口(5番窓口)でお支払いとなります お支払いは現金かクレジットカードとなります |
検査結果 | 2~3週間でご自宅に報告書を郵送にてお送りします |
ご予約のキャンセル に関する注意事項 | 受診日の14日前より、キャンセル料として2,000円(検査キット代、郵送代、事務手数料)が発生いたします。予めご了承ください。 なお、検査キットは感染管理上の問題から、返品することはできません。 [例] 11月25日(水)に人間ドックを受診されるご予約の場合 ⇒ 14日前の11月11日(水)よりキャンセル料が発生 |
検査を受けられない方
基本的に体内金属がある方はMRI・MRA検査を受けることができませんので、ご了承ください。
ただし、下記の中でMRI検査に対応している金属もございますので、かかりつけの医師に「頭部MRI・MRA検査を受けても大丈夫ですか?」とご確認ください。
- ペースメーカーをつけておられる方
- 心臓人工弁をつけておられる方
- ステント挿入の方
- 脳神経外科用クリップをつけておられる方
- 体内金属が入っている方
- 歯の矯正器具が装着されている方
- 入墨のある方(顔・首・肩・眉など)